キミがスキ
まさか…あのカレカノっぽく出来なかった時期ずっと上の空だったし…
何か違う事考えてるみたいだったよね…
「優花?」
「え…?」
「帰るか」
「ぅっ…うん…じゃあまたね…雅哉くん…」
それから私と純は帰り道一言も話さなかった。
静かな電車の中で純口を開き
「ちゃん確かめろよ。」
「え…?」
「龍哉の事で何かあるんだろ?」
純…何で純には私の気持ちが分かるんだろうね。
私は頷き電車を降り純と離れた後龍哉の家へ向かった。
ちゃんと本当の事が知りたい…。
ーーーピンポーン
恐る恐るチャイムを鳴らすと寝起きらしき姿の龍哉が出てきた。