キミがスキ
「…………優花?」
おぉー驚いてる。
そりゃあそうだよね。いつも行くときは行くって言ってたし…
「入れよ。」
そう言って玄関の扉を開けてくれる
「お邪魔します…」
「何飲…「ココア!!」
龍哉が聞き終わる前に私が即答で答えてたら龍哉は苦笑いしながら
「ゴメン。ココアねーや…」
って。
そっかぁーココアないの…
ん?待ってよ…?この前来た時二袋あったよね?
龍哉ココアあんまり好きじゃないし…
それなのになんで無いんだろ…?
「突っ立ってねぇで座れよ」
「うん………。」
夏だから冷房がかかっていて私は一番風があたる所に座った。
「で、何飲む?」
「なら…お茶…」
「…ん」
龍哉はお茶が入ったコップを私に渡してからソファーに座ってリモコンでテレビをつけた。
私は一口飲んでからコップを机に置こうとした時手が滑ってお茶は一面に溢れてしまった。
「うわぁ!ゴメンね…」
「大丈夫。それよりかかってない?」
龍哉は私の所に来て優しい目をして言う。
「うん…大丈夫。」
「そっか。なら良かった。そこにあるタオルで拭いてて。」
「お茶もっかい入れてくる」
そう言いながら手のひらで私の頭をポンポン叩きお茶を入れに台所へ行った。
はぁ~…何やってんの私…
ソファーの下までお茶は溢れていたのでソファーを除き拭こうとした時…