キミがスキ

………………なんで？



コレって確か優里ちゃんがしてたやつだよね…？


ソファーの下にあったのは優里ちゃんがいつもしてたシュシュだった｡




嫌だ…なんで…なんで優里ちゃんのが龍哉の家にあるの…？

どうしよう…苦しいよ…


私こんな苦しみしらない…


龍哉は…龍哉は誰が好きなの…？


「優花…？どした？」


「今日ね…雅哉くんに会ったよ｡」


龍哉は私の言葉に少し驚いたような表情をしてからすぐにお茶を飲んだ｡


「へぇ～…？」


「何で嘘ついたの？何でお父さんが事故にあったって嘘ついたの？」


私が何度も聞いても龍哉は黙ったままだった｡


「最初に優里ちゃんと知らない男の人を見かけた時龍哉学校に忘れ物したからって私に言ったよね？本当は優里ちゃんの所行ってたんでしょ？援交しようとしてたんでしょ？優里ちゃん｡だから後追ったんだよね？」


「ゴメン…」


「ね…何で嘘ついたの？」


「ゴメン…」


何で謝まるの…？


「質問に答えてよ！じゃあカレカノっぽくしてくれなかった時も優里ちゃんの為？一緒に帰れなくなったのも全部？」


「ゴメンな…」



嘘…だよね…？