キミがスキ
「真希~♪偶然☆」
「本当だよー♪たっちゃんわ?」
「今トイレだよ。」
「そっかぁ~♪あっ!!一緒に花火見ない?」
どっ…どうしよう…。でも花火見るだけだしプレゼント今日中ならいつでも渡せるしいいかな…?
「うん…!!春樹くんわ良いの??」
「別に良いよ」
何かぶっきらぼうになってる…春樹くん(笑)
「ありがとう。ならココ座って♪」
真希と春樹くんは笑顔で私の隣に座る。
それにしても龍哉遅いな~…
もう10分は経ってるよね?混んでるのかなぁ…トイレ。
「たっちゃん遅くない?」
真希も同じ事を思ったのか口を開く。
「優花見てきたら?」
「うん…そうする!!」
私は真希達の所を離れトイレへ向かったけれど龍哉は居なくて携帯から電話をかけた。
何回かけても出る事は無く……
龍哉…何かあったのかな…?
何処に居るんだろ………
ってこんな所に居るわけ無いよね…
人影ないし誰も居ないし不気味だし(笑)
私が歩き出そうとした時少し離れた所から誰かの話声が聞こえた。
バレないようにそっと近くと…
「…優里…泣くなよ…」
……………………え?
この声にこの名前って…?
近くにあった木から覗いてみると…
そこには抱き合ってる龍哉と優里ちゃんが居た。