キミがスキ
私は涙を流しながらキンホルダーを拾ってその場を去った。
「っ…なん…で…龍哉…」
龍哉は誰が好きなの?誰を幸せにしたいの…?
私がゆっくり歩いて居ると…
「優花…」
「お前………」
私はゆっくり龍哉の元へ行き口を開いた。
「…龍哉っ…私見たの…なんで…?約束…したのに…」
私の言葉に龍哉は悲しい顔をして言った。
「…ゴメン…優花…俺…」
「行きたいの…?優里ちゃんの所…にっ…」
「………ゴメン。」
嘘…嘘だよね!?嘘だよね龍哉!?
嫌…嫌…嫌だよ…!!
「俺は…アイツをこのままほっとけない…」
「嫌だ…嫌だよぉ…」
ーーーードォン
頂戴花火が上がった時だった…
私達が終わったのわ…
「別れよう…」