キミがスキ
「優花…」
「ほら早く!」
私は龍哉の背中を押す。
龍哉は少し歩いてから立ち止まろうとしたから私は泣きながら精一杯の笑顔で言った。
「立ち止まらないで!振り返らないで!」
そしたら龍哉は右手をあげて歩いていった。
その夜私は真希に全部話し別れた事も告げた。
そしたら真希は泣きながら言ってくれたんだ。
「辛かったよね…良く頑張ったね…少しずつ新しい恋見つけよ…?」
って。
でも私新しい恋なんていらないよ。
龍哉とは終わったけど片思いでいる。
誰も好きにならない。
ならない………。
この時まではそう思ってたのに…。