キミがスキ
その日の帰り道。

私達はいつものように帰っていた。


「来週テストだべ?」

純が困ったように言う。


「あー♪私は大丈夫かなぁ。」


っと私が答えると三人揃って言った。


「「「いつのまに!?」」」


「プッ。揃ってるし…(笑)だってまだ2年生だし簡単だよ♪」



「優花自信満々だね~。私何か全っ然ダメ」

目をつぶりながら言う真希に春樹くんは


「お前バカだな(笑)」

って薄ら笑いをして言う


「春樹のがバカだしー!!」



なんかイチャイチャしてるよ~…

まぁ慣れたんだけどね(笑)




「優花…あれって…」


え..?真希どうしたんだろ…?さっきまで元気だったのに…


私は不思議に思いながら真希が見つめてる方を見た。



っ!!!


そこに居たのはタバコを吸いながら歩く龍哉だった。




龍哉..髪切ったんだ…

色も変わってる……

龍哉は髪の毛が少し短くなっていて色は前より明るくなっていた。




「優花…どうする?」


真希が聞いてくる。


「良いや…」


私がそう言うと皆は心配そうな顔をする。

「大丈ー夫!!もう引きずってないし♪それより早く行こ♪」


私達が歩き出した時..





「………優花?」




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