キミがスキ
……………嘘……。
「久しぶり…」
龍哉は私達の姿に気づき言う。
私は何を言ったら良いか分からずに頷く事しかできないでいた。
「元気だった…?」
龍哉があまりにも心配そうに聞いてくるから涙が出そうになった時…
ーーーギュッ
……え…?
純が背中の方で手を握ってくる。
私がゆっくり顔をあげて純の方を見ると
純は優しく微笑んでいた。
純…私の涙に気づいたんだ…
「龍哉ーん♪元気よ元気~♪」
純は手を握りながらふざけた口調で純に言った。
「あ…そ~…真希達も?」
その言葉に真希と春樹くん頷く。
「そっか…優花…は…?」
ドキッ…
「げ…元気…だよ…」
「なら良かった……」
良かった…?なんでそんな事言うの…?
「たっちゃん…」
っと真希が口を開いた。
「私たっちゃんの事許してないから…優花がどんなけたっちゃんの事好きか知ってたくせに優里ちゃんを選ぶなんて最低じゃん。」
真希…
「ゴメン…」
「は?ゴメンじゃないし!!たっちゃんが謝ったって優花がおった傷は治らないよ!!」
「真希、もう大丈夫だよ」
「ダメだよ優花!!」
「大丈夫!!私もう平気だから。」