キミがスキ
「優花…」
私はもう大丈夫。だって私には大切な友達も居る。
それに龍哉はもう優里ちゃんしか見てないんだから……
それから私達は龍哉と別れた後、ファミレスでご飯を食べた。
「じゃあ今日は帰るか~」
春樹くんが頭をかきながら言う。
「そうだね♪また明日。優花♪純も」
「うん。明日ね♪」
「じゃなー」
春樹くんは真希と一緒に帰って私はいつもと同じように
純と帰った。
「なー優花ー…」
人通りの無い道の中純が口を開いた。
「ん?何?純。」
「あのさ…まだ龍哉の事好き…?」
龍哉の事…………
私は…
「もう好きじゃないよ。片思いでいようって決めたけど無理だったから……」
「そっかぁ…あのさ…」
言葉と共に純が足を止めた。
純…………?
「いい加減俺と付き合って…」