キミがスキ
え……………?
「俺も片思いは嫌だったから諦めようとしたんだ…でもそんな中お前と龍哉が別れて…龍哉の事を引きずるお前を…電話で龍哉の事しか話さないお前を…俺のものにしたいって本気で思った…龍哉を愛したみたいに俺の事も愛して欲しいって……優花…好きだ…」
ーーーギュッ
そう言って私は純に抱き締められた。
純はいっつも励ましてくれて悲しい時や辛い時は電話してくれたり…
いっつもいっつも笑わせてくれて……
いっつもいっつも…………
側に居てくれた……………
純が居てくれたから龍哉の事だってあんまり引きずらなかった…
全部…純が居てくれたから…
「俺と付き合って…」
…もう…前に進まなきゃ…
「うん………」
「え!?嘘!?まじ!?」
ふふっ。純慌てすぎ……
私はゆっくり頷いた。
「まじでー!?やったー!!」
ーーーーチュッ
えぇ!?キ…ス…
「まじ嬉しー!!」
それから私達は家に着く間手を繋ぎ何度もキスをした。