キミがスキ

「はぁ…そうじゃなくて修学旅行の夜と言えば男子部屋に乱入でしょ?」


あぁ…男子部屋に乱入かぁ

………………男子部屋に…乱入…?


……………!!!!!

「だっ…ダメだよそんなの!見回りの先生来ちゃうし…」


「ふふっ。それなら大丈夫よ♪先生達皆寝てるもん♪」


寝てるって…本当にいい加減な先生だなぁ…


「だから、ねっ♪?行こうよ♪」


「でっ…でもぉ…」


「純に会いたくないの~?…ってか携帯パカパカなってるよ?」


え?私は携帯の方を見るとランプが点滅していた。


こんな夜中に誰だろ?

不思議に思いながら携帯を開いてみると………


純っ?


相手は純からのメールだった


「何何?純?」

真希がニヤニヤしながら画面を覗き込む。

「うん」


「早く見なよ!」



ピッ。


……………え!?


そこには…………


《逢いたい…》


「うわー!純てば大胆~!純もこう言ってる事だし行こうよ!」



私も純に逢いたい…


「うん!!行く!!」


「そうこなくっちゃ♪じゃあ男子返事に彼氏が居る人だけ行こ!居ない人はもし先生が来た時私達の事カバーできるように残って!」



結局行くのは私と真希と綾と他四人かぁ…

以外と少ないんだ…


「じゃあそーっとね…。皆後はよろしく」

「「「りょーかい!」」」



それから私達は男子部屋に向かった。


純に会える!!


ただそれだけだったのに…

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