キミがスキ

今の声って真希だよね…?

私は声がした方へゆっくりと近づく。


「真希!?真希居るの?」


「ゆっ…ゆうーかーぁ!!」


真希…………!?



私は急いで真希の声がする方へ向かった


少し走った所に数人の人影が見えた。


「真…希?」

私は恐る恐る問いかけ歩き出した。



え……………?

嘘…でしょ…?


そこに居たのは全身裸で倒れ込んでいる真希だった



なに…これ…?


「あーぁ…人来ちゃったかぁ~…」


声がしたので振り向くと……


………………田口くんと…鈴木くん…?


「優花ちゃん?まさか俺達の事忘れてないよね?」



え…?俺達の事…って…


………………………この人達!!

龍哉と付き合ってた時教室で私を…

でもあれは優里ちゃんの仕組んだ事だったはず…


「やっと思い出したんだぁ♪あの日以来俺等学校行ってなかったからなー♪修学旅行で君たちと一緒になれて幸せだよ~?(笑)」



「ふざけないで!!あの時は優里ちゃんが仕組んだ事でしょ!?なのに今さら何!?それに真希に何したのよ!」


それに…今回は人数多い…

「チッ。ブツブツうるせーなーぁ!」



ダンッーー。



痛っ…!


私は近くにあった木へ投げ飛ばされた。



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