キミがスキ
大好き
あの日から3年。
20才になり私達は大学3年生になった。
あれ以来田口くん達は退学になり私達の毎日は平凡だった
私の頬に出来た傷も今はすっかり綺麗に消えている。
真希とは昔と変わらないまま。大切な親友。
あの日の事はお互い口に出さないようにしている。
春樹くんと真希は相変わらずラブラブで
私と純がケンカしてる日に見ると腹が経つ(笑)
龍哉はと言うと…高校卒業してからアメリカに行ってしまった。
お父さん達が行くから龍哉も着いて行くって。
仲直りできたみたいで良かった。
出発する日、皆で空港に行ったら龍哉が私にキスして「大好きだった」って言ったの。
だから私も「私も大好きだったよ」って言った瞬間…純が…(笑)
これは言うまでもないよね(笑)
龍哉と会えて幸せだった。
片想いの頃は辛くて何回も泣いたけど龍哉のおかげで純とも付き合えて……
すごくすごく好きだった。
でも今は大事な思い出。
っと…もう行かなくちゃ…
「お迎え来ましたー♪」
「あら~今日は早いのね佐々本さん」
「はい♪」
バタバタバタバタ。
「ママーぁ!!!」
「未来ーっ!!あれ?柊護わ??」
「しゅうなら寝てるよ。まだ昼寝気分みたい」
「そっか。なら柊護は抱っこだね。」
「えー!!未来もー!!」
「未来は帰ってからね♪帰りに買い物してっこっか?」
「うん!!」
「じゃあありがとうございました。」
「いえいえ。未来ちゃんまた明日。柊護くんにもよろしく」
「わかりました」