キミがスキ

私はゆっくりと口をひらくｰｰｰｰ。

『龍哉…良く頑張ったね。きっと優里ちゃんだって幸せだったと思うよ…？龍哉に愛されてすごくすごく幸せだったと思う…龍哉も優里ちゃんを好きになった事後悔してないでしょ？でも辛いんだよね…泣いても良いよ…龍哉…私が側に居るから…』


私はギュッと龍哉を抱き締めてる腕に力を込めた。

ゆっくりと聞こえてくる龍哉のすすり泣く声…



ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

どれくらい時間が経ったのかは分からない
ゆっくりと龍哉が顔を上げた。

『サンキューな優花。お前のおかげで吹っ切れた…やっぱりお前が居て良かったよ。』

私は龍哉の背中から手を離し覚悟を決めた。
今しか無いと思ったｰｰｰｰｰ。






『龍哉…






私龍哉がすきっ…


ずっとずっとすきだったの…』