俺様学園王子様



時間は風のように流れてゆき気づいたらもう放課後だった――――



「由美、私と愁は帰るから頑張ってね!」



「うん!!

振られても諦めないんだから!!」



「それぐらいの勢いが丁度いいよ」



「ありがと」



「じゃあね」



「うん、バイバイ」



私たちは教室を出て裏庭に先周りをして木の陰に隠れた



「ねぇ、愁は知ってる?陽介くんが持っていたラブレターの持ち主?」



「あ〜あ、あれ俺が書いて陽介の下駄箱に入れた」




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