私の執事サマ
第二章

私の部屋は玄関からそう遠くはない場所にあった。


春樹さんに扉を開けてもらい、和樹さんと一緒に部屋へ入る。


『うわぁ!スッゴく広い!!でもこんなにキレイな部屋を私なんかが使ってもイイの?』


私の部屋は、私がリラックスできるようにと気を遣っているのか玄関みたいに煌びやかではなく清潔な印象の部屋だった。


家具はクイーンサイズのベッドやドレッサーなどが置いてあり、出窓にはかわいいピンク色の薔薇が飾ってあった。


『もちろんでございます。彩華様の為に用意された部屋ですから。』


『彩華様の好きなようにこの部屋をお使いください。』


そういってくれた春樹さんと和樹さん。


クイーンサイズのベッドには驚いたけれど玄関を見た後ではそこまで驚かなかった。


それにここまでくると大体予想は出来たし驚くことにも慣れちゃったしね。

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