私の執事サマ
その後、騒ぎを聞きつけた春樹が来てなんとか私を助け出してくれた。
『和樹には私からよく言っておきますね。』
と言って春樹は和樹を引きずって部屋の外へ出て行った。
和樹青い顔してたなぁ…
なんて呑気に考えていると和樹の叫び声が遠くから木霊して聞こえてきた。
…やっぱ春樹を怒らしてはいけない。
これ以上ないほどの確証を得てしまった…。
そして次に和樹の姿を見たのはその日の夕食の時間になってからだった。