私の執事サマ

食堂に入るといい香りが広がっていた。


どうやらカルボナーラらしい。


私が席に着くと同時に和樹が部屋に入って来た。


『あ、和樹。大丈夫?』


『大丈夫なわけ…『和樹は丈夫なので心配いりませんよ。』誰のせいだよ…』


和樹の言葉を春樹が遮る。


でも和樹、後半声が心なしか前半より小さくなってるよ?


まぁ春樹の顔を見たら仕方ないか。


だって氷の笑顔なんだもん。

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