私の執事サマ

ようやく朝食を食べ終え、学校へ行くため車に乗り込んだ。


車の中で春樹と和樹から学園の校則や特色などを聞いてみた。


『春樹、和樹、聖アリア学園って何か普通の学校との違いはあるの?』


『そうですね…授業内容がかなり違います。例えば乗馬や社交ダンスといった授業があります。』


『校則の面から言ったら最低一人、多くて二人執事が常に一緒に行動するってコトがあるな。』




…何よソレ!!!




大体授業が乗馬っていつの時代だよ!!!


絶対現代の生活で必要ないよね!!!


それに校則!!!


なんで執事が学校に必要なのよぉ!!!


絶対絶対この学園おかしい。



…ダメだ、学校行く前なのにもう帰りたい。




そんな私の気持ちを知ってか知らずか、車はもう学園への距離を徐々に縮めて行くのだった。

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