私の執事サマ
フワッと甘い香りのする風を感じた後、窓際に綺麗な女の人が立っているのが見えた。
『初めまして彩華さん。ようこそ聖アリア学園へ。私は馨の姉であり、理事長の真奈瀬美香(マナセミカ)です。
これからよろしくね。』
そう言うと美香さんは優しく笑いながら私に手を差し出してきた。
私はその手を取りながら
『初めまして美香さん。美香さんのお話は馨さんからいつも聞いております。
まだまだこの生活に慣れておらず、右も左もわからない状態ですがよろしくお願いしますね。』
と言って私も美香さんに笑いかけた。