私の執事サマ

すると美香さんは


『あぁ!なんて可愛い子なの!?
こんな可愛い子が私の姪っ子だなんて私本当に嬉しいわ!!』


と言って私を抱きしめてきた。


いきなりのコトに私は呆然としてしまって美香さんのされるがままになっていた。


こうなるとわかっていたというように、春樹は咳払いをし


『美香様、彩華様が驚いていらっしゃいますのでそろそろお離しになられては?』


って言ってくれたケド、美香さんは


『あら春樹、私にこんなに可愛らしい姪っ子ができたのよ?
こんな嬉しいことなんてないわ!!
だから抱きしめるくらいいいじゃない!』


と言って春樹の言葉を気にせず変わらず私を抱きしめ続ける。


< 73 / 76 >

この作品をシェア

pagetop