LOVE and LOVE
わたしは、一人なんだ…。



ープルルルルル…プルルルルル…。
「はい」


『あ、俺…』


先輩…?


「ど、どうしたんですか?」


『いや…ちょっと…』


ーがっしゃん!!

一階から、物が壊れる音がする…。

「ひっ……」

『大丈夫か?』

「…は…い……」


ーガチャガチャガチャ!!!

「いやあ!こないで!!!!」

「あけなさい!!アキナ!!!」

お母さんの声が響く…。




「やだ!!!絶対いや!!!」

『高野?』

「ご…ごめんなさい…またあとでかけます…」


そう言って、わたしは電話を切った。








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