恋は果てしなく
――放課後――
中学デビューの1日目が終わった。
微妙かもな…
なんか…
あまり楽しくないし
まぁいつもの事か
「ばいばい」
私はそこにいたはるかに言う。
「ばぃばぁい☆」
やっぱりはるかは明るいなぁ。
ホントはこんな自分が嫌いなんだ。
だって大人しいんじゃない地味なんだ。
明るい子は
明るくていいイメージが与えられる。
暗い子は
みんなから地味ーズって呼ばれる。
そのあげく明るい子とあまり話せない。
だって明るい子は
地味な子と話すと
変な目で見られるから。
だから
できるだけ話さないようにされてるんだ。
だから
こんな性格なんて
叩き直したい。
やだな…
こんな自分…
私は教室から出た。
そして
佳奈がいるA組へと向かった。
「どうだったぁ??」
私は即座に聞いた。
「なんかみんな静かだったなぁ…なんかつまんない…」
佳奈は人の愚痴を言う人じゃない。
本当はもってやなんじゃなかったのかな??
正直言ったっていいのにさ…
「うちも微妙だった。なんかこれからみんなについてけるか心配。」
私は少し落ち込んだ。
だから
こんな自分が嫌いなんだ。