キミのためなら奇跡だっておこせる!?
一瞬だけど、忘れられた気がする。宗平を・・・。
私と圭太のことは
学校中に噂が広まっていって。
今日びっくりしたんだ。
だって思わぬ言葉だったから。
「樺織さ、毎日そんなことして
楽しいの?」
言ったのは宗平だった。
「え・だって
それは私の事情があるんだからいいじゃん。」
「樺織はもっと純粋な奴な気がするんだけど。」
本当はそうかもしれない。
だけど、宗平が悪いんじゃない?
でも、どうしてこんなこと言ってくれるの?
気になったから聞いてみる。
「もしかして、心配?」
「違うよ。なんでわざわざそんなこと。」
この言葉に鈍感な
私は気づかなかった。
このとき考え方が違っていれば、
今すぐにでも未来は変わっていたのかもね。


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