キミのためなら奇跡だっておこせる!?
宗平は何もしてくれない。龍也の言ったところで悪いと思ったのか?こんな私を見て何を想い、何を感じるのか。
「感じてないっ。んんっっっ。」
「このうそつきめ。」
もういやだ。
「宗平~いやぁ。」
「え?」
びっくりしたように目を大きくしている。
そして、
「お前、ふざけんな。樺織にさわんな!」
思ったほか龍也は、
「こんなの疲れたから、俺から退散してやるよ。樺織とは別れるから。」
そう言って保健室をあとにした。

宗平と二人きりに。
「大丈夫か?」
私は
「大丈夫じゃない~。怖かったぁ。」
その瞬間
「え?宗平??」
抱きしめられた。
「そんなこと言うなって。」
宗平の抱きしめる手が強くて・・・。
「ねぇ。痛いよ。」
「しらねぇ。」
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