愛誓 ~アイチカ 初恋物語~


「それは……、好きな奴に俺は必要ないから」




寂しげに、どこか遠くを見つめるように話す唯斗兄ちゃん。




『必要ない…?』



「そう。 俺の好きな奴にも、もう相手がいるんだ」




『…あたしと一緒』




「ああ。しかももう婚約してる」




『婚約…………』




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