愛誓 ~アイチカ 初恋物語~
『どー考えてもお似合いだぁ…』
あたしは伏せながら呟いた。
「なにが?」
するといきなり頭上から声がして、ゆっくり顔をあげた。
そこには先輩がいて…。
『なんでもない。亜希ちゃんは?』
「自分のクラスに帰ったんじゃない?」
『ふーん…』
「あ、そだ。前野が打ち上げ来るか聞いとったぞー」
『行かないって言っといて』
「は?行かねぇの??」
だって先輩がいないなら行く意味ないし。