2番目。
「かわいー♪」

ほっぺを人差し指でつついてみた。

お酒を飲んでいるせいか諒くんは全然起きない。

眠っているのにずっと私を抱きしめてくれている、そんな諒くんが大好き。

温かい腕の中で思ったのはそんな気持ち。

だけど、次の瞬間その幸せは一気に崩れた。
「奈々…」
あなたがその名前を呼んだから。
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