2番目。
そんな普段は人もまばらな図書館に向かって2人で歩いていると、遠くからこっちに走ってくる人が見えた。
うつむきながらこっちに近づいてくるその人は、見覚えのある人だった。
「奈々ちゃん…?」
ためらいがちにそう声をかけると、奈々ちゃんはうつむいたまま立ち止まった。
うつむきながらこっちに近づいてくるその人は、見覚えのある人だった。
「奈々ちゃん…?」
ためらいがちにそう声をかけると、奈々ちゃんはうつむいたまま立ち止まった。