2番目。
どんな言葉をかけていいのかわからなくて、離れていく奈々ちゃんを追いかけることが出来なかった。


「奈々!」


そう叫ぶ諒くんの声が聞こえきて、隣を見ると諒くんが奈々ちゃんの元に駆け寄ろうとしていた。


ほとんど無意識だった。
気が付けば、私は奈々ちゃんを追いかけようとする諒くんの服をつかんでいた。

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