2番目。
2人で向かったのは、たまたま授業が行われていなかった空き教室。


広くて大きな教室に2人っきり。
いざ話そうと思っても何から話せばいいのかわからなくて、2人とも黙ったままだった。


そんな沈黙を破ったのは諒くんだった。


「昨日はごめん。泣いてる奈々を放っておけなくて…。雫が怒るのも当然だと思ってる。本当にごめん。」


そう話す諒くんはとても申し訳なさそうだった。

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