満月をさがして…
【第一章~デアイ~】

出会いは必然に…!

〈ネェ、またおいでよ。満月の夜に…〉
「きて……ぉきて……」
「起きなさいッ美癒!」

『ふぇ……?ぃま…8時!?』

「そうよ。あんた起きないんだもん。」
『まじか!?ってそんな場合じゃないよッ!』

私は秋葉美癒。【アキバミユ】
今日から立派な高校生だよッ☆
まぁ、遅刻の危機なんだけどねぇ……(-_-;

「パンでいい?」

『うんッ』

入学式の日にこんなことしてるなんて……トホホ(ノ△T)

普通はさぁ、入学式の日に運命的な出会いをしてさッ、なんかそっからどんどんいい感じになるもんでしょ!?

「忘れ物はない?」

『ないよぉ!じゃあ行ってきますッ』

いつも通ってた懐かしい中学校の道も今日からは高校の道だよッ♪

なんかわくわくするネッ☆
っとしばらくチャリをこぐと、見慣れた女の子の姿が見えた。
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