バスルーム ~君の魔法が解ける時間~


ふわっと木の香りがした。


たぶんテーブルの上にあるグリーンのキャンドルの香り─────







唇には,今にもとけてしまうんじゃないかと思うくらい柔らかく熱い感覚。



ジュンの唇…



触れるだけの優しいキス…




あたしのファーストキス…






ジュンはそっと唇をはなした。


ジュンの息は乱れかけていた。


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