バスルーム
~君の魔法が解ける時間~
あたしはジュンの熱い胸板におしつけられてからやっと,ジュンをずっと上半身裸にさせていたことに気がついた。
でも,頭がぼーっとして自分が何をいっているのかほとんどわからなかった。
『早く服…着なきゃ。』
『いらない…。』
『そんなわけにいかないよ。余計ひどくなったらだめじゃん…』
『一緒にいて…』
ジュンは言葉を発するのもやっとで,かなり熱にやられてるみたいだった。
『ちな…一緒にいてくれ。』
『一緒にいるよ…。服取りにいくだけだから…ね?』
あたしがジュンの頬に触れると,ジュンはあたしを解放してくれた。