バスルーム ~君の魔法が解ける時間~


あたしを抱えてもう一度ど立ち上がった。


あたしはお姫さまだっこされた!



『な!なになに!?おろしてよ!!』



あたしの必死の抵抗もむなしく,ジュンの向かった先は…








バスルーム──────








『ちょっ!!襲わないんじゃなかったのぉ~?!』



『無理。』



ジュンはだめだぁという風に顔をしかめた。



目の前の洗面台にはあたしがジュンにだっこされた姿が映し出されていた。



うわ…


なんかすごい。



あたしはわけもわからず妙に感心してしまった。



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