アオイソラ
「今日、どっか行く?」

あたしの不安なココロを悟ったのか、帰り道そう言った。

「うん!」

その一言があたしのココロの中を曇り空から青空に変えた。


ここら辺のデート場所は、近くのファーストフード店だ。

一番窓から遠い席に座った。

中学生やら、高校生やら、カップルみたいな人がいっぱい居る。

「宮島くん、1つ聞いていい?」

「宮島くんじゃなくていいよ。蒼で。」

「そ、蒼。なんか照れるね\\\あたしの事は空でいいから~。」

「じゃあ空\\。」


もっとこんな時間が続いて欲しいって思った。

大きな瞳に吸い込まれそうだった。


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