アオイソラ
「で、どした??」

あたしはチラッと耳を見た。

「ピアス。つけてないんだね?」

「知ってたんだ。」

「あたし、中2の時から知ってるもん。」

「??」

「浜西杯の前の合同練習の時、見たから。」

「そっか。。。」

少し寂しそうな顔をした。

「そん時が初めてだった。人を本気で好きになったのは。」

「ありがと。」

「もう昔の蒼じゃないの??」


あたしすごく恥ずかしい。

こんなに男子を名前で呼ぶのに照れた事ないよ。


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