アオイソラ
「チッ。もう来たのかよ。」


ハジメがそう言った。

目を開けると、ハジメが不機嫌そうだが、どこか笑ってるような顔が見えた。


「王子様のお越しだ。」


あたしの首元にハジメが手を持ってきた。

制服のボタンがいくつかあいてる。


「ちょ、ちょっと」


さすがにヤバイ事になってきてる。

ここからまず逃げなくては。。。

あたしも必死で抵抗したけど、力の強さ的に敵わない。


「い、いや。。。いや。。。」


半泣きだし、焦るしで、声が十分にでない。


もう、ムリ・・・って思った。


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