アオイソラ
「もっと来るの遅いと思ってたからさぁ。」

「返せよ。」

「空?いいけど。」


あたしはそのコトバがずしっとココロに刺さった。

少しでも、ハジメのコトを意識してたんだ。

いい人だと、勝手に勘違いしてた。。。


「じゃ俺、帰るわ。」

ハジメが自転車の鍵をクルクル回しながら自転車の方に向かった。


蒼があたしに駆け寄ろうとした時、ハジメがすれ違う時何かを言った。


「・・・」


蒼も顔がさらに怖くなって、あたしに近づいて来た。


あたしの顔をじっと見てる。。。


「ご、ごめん。。。」


あたしは無意識に謝った。

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