アオイソラ
“運命”という言葉が何度もリピートされる。

いつの間にか頬に涙がつたってた。

止めどなく溢れる涙は何を意味してるのだろう。。。

中学で止まったはずのあたしの初恋。

けど、あれは始まりを示す些細な出来事に過ぎなかったんだ。

あたしは急いでトイレに向かった。

泣いてるのを誰にも、ましてや隣の人に見られたくなかった。

それに、化粧も落ちてると思ったから。

鏡を見ると、泣いてすぐ来たから大変な顔ではなかった。

安心すると、冷静に考えるコトができた。


「やっぱり、あたし好きだ。大好きだよ。どうしてすぐ気が付けなかったんだろ…。」


< 93 / 216 >

この作品をシェア

pagetop