アオイソラ
あたしが狙ってたお昼休み。

あたしは恐る恐るトントンと背中をたたいた。

すっと振り返った彼と視線がぶつかった。

やっぱりそうだ。

「あのさ、ちょっといい?」

「いや、お昼まだなんだけど…。」

「じゃあご飯持って早く来て!!」

「いや、昼休みにしなきゃいけない事が…。」

「そんなのいいから早く!!」

そう行って彼を屋上に連れて行った。

あたしって意外と勇敢だな、と自分で思った。

「で、何?」

「いや、あの…。」


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