深紅の花に姫君《旧版》
「勝手にいなくなるなよ」


そう言ったレインは
抱きしめる手の力を
強めた。





「ごめん……」



あたしも抱きしめ
かえすとレインは
少し力を弱めた。





「あなたは…………」


少女はレインを
見て驚いている
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