深紅の花に姫君《旧版》
「ばぁ様……
きっとばぁ様はあたしが
何で来たかわかってる
んだろーね…」



そう言って微笑むと
ばぁ様は悲しそうに
微笑んだ





「お前が決めた道だもの…」




もう一度はぁ様は
あたしを抱きしめた





「ありがとう……
長生きしてね?
ばぁ様………」




「ありがとうね…
スイラン……」
< 142 / 212 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop