深紅の花に姫君《旧版》
「喰われたいの?」


皮肉を言うような
微笑みを浮かべた。




「私は…
例え自分のせいで
母様が死んだのだとしても
母様から授かり
守られたこの命…

簡単には
投げ出さない!!」




あたしは強く
真っすぐに
相手を見つめた。
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