甘い蜂蜜。
だって、君が、言ったから。
開けっぱなしの窓から、心地よい風が吹いてくる。
さわさわと肌を通りすぎる風が、気持ちよくて。
お昼寝を続行しようと、目をつむった。
なぜか寝苦しくて、暑くて。
まだまだ眠っていたいとうるさい頭を無理矢理起こす。
目を開けて、飛込んできたものに、驚いた。
がっちりと抱きしめられて、動けない。
どうしようもないから、胸に顔をうずめて、また、目を閉じる。
(何時間寝たら、
気がすむの、私?)
だけど、これは、私のせいじゃない。
ベッドにまで入り込んで、私をだきまくらにしてる彼が、悪いのだ。
目が覚めたら、おもいっきり怒ってやろう。
せっかくの休日を、寝過ごしてしまったと。
困ったように笑う姿が思い浮かんで、それから・・。
たまには、だらだら。
寝過ごしてみるのも、悪くない。