鳴海‐Narumi‐【短編】
「で、お前ら何やってんの?こんな夜遅くまでよ?」

父はさっぱり趣旨を理解していないようだ。

「あなたったら、太郎が説明していたじゃない。家族危機だって。なんだか覗きがいるとかって」

たしなめるように言う母も、趣旨を理解してはいないようだった。

それは仕方が無いことだ。

ネットの話なんて、両親はついてこれるはずがない。
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