鳴海‐Narumi‐【短編】
俺が、見ている事に気がつくと、太郎はスッと俺から視線を外した。

何故だ?

俺には何がなんだかわからなかったが、そういえば、さっき三江も同じような感じだったな、と思い出す。

「なあ、三江」

俺は切り崩しやすい妹に探りを入れる。
< 36 / 46 >

この作品をシェア

pagetop