鳴海‐Narumi‐【短編】
「だろうな。これ見たのはじめてだろ?」

谷は幾分か安堵の表情を浮かべる。

「ええ、なんすか、これ?」

俺に向けられたパソコンの画面をまじまじと見つめながら、俺は少しばかり不安な気持ちになっていった。

「これな、鳴海の日常が記録してあるサイトだそうだ。結構前から社内の一部では話題になっていたみたいだな」
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