鳴海‐Narumi‐【短編】
「いや、暇って言っただろ。俺の事なんて書いてもつまんねえ。次郎は色々と謎が多いからよ。次郎を日記にしたら、面白いかなと思ってな」

済まなそうな顔を浮かべる父だが、長兄の太郎も三江に続いて父を批難する。

「だからってさ。何もネット上で公開する事は無いだろ。息子のプライベートをさ」
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