鳴海‐Narumi‐【短編】
ますます、すまなさそうな顔になる父はか細い声で応える。

「いや、知らなかったんだよな。俺だけしか見れない日記だと思っていた…」

それについては誰も返す言葉もなかった。

そして、誰も父が娘の下着やスリーサイズを公開した事を言及する気力もなかった。
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